写真プリントの種類を徹底比較!銀塩プリントと印刷の違いとは

写真プリントの種類

写真はパッと見ると、どれも同じように見えるかもしれませんが、プリント方式がいろいろあり、画質も違います。主な写真の種類と特徴をまとめました。

写真プリントの種類には何がある?

写真のプリント方法は大きく、「写真仕上げ」と「印刷仕上げ」に分けられます。ざっくりいうと、「写真仕上げ」とは紙自体に色素が塗られているもの。「印刷仕上げ」とは紙に色素(インクやトナー)を塗布するものを指します。
具体的には、写真仕上げは昔ながらの銀塩写真。一方、印刷仕上げは、昇華型プリンターやインクジェットプリンター、ページプリンターで印刷した写真をいいます。それぞれについてもう少し詳しく解説します。

銀塩写真(銀塩プリント)

写真店に注文する昔ながらのプリント方式です。銀と色素をふくむ薬剤を塗布した写真用紙に、レーザーの光を当てて化学変化させ、反応した部分を現像処理します。色素は保護膜の中に守られているので、表面がなめらかで見た目もきれいです。震災のとき、津波の中から思い出の写真が見つかった、という報道がありましたが、水に強いのも特長のひとつ。ずっと残しておきたい大切な写真は、銀塩写真がおすすめ。フォトブックの「写真仕上げ」もこの銀塩写真です。

昇華式プリント

「昇華型熱転写方式」といわれるプリント方法です。塗料をふくむインクリボンと「受像紙」という専用の紙を重ねて、上から加熱して転写します。インクリボンの表面は保護層で守られているため、これも水に強い特長があります。
写真店や量販店などにある昇華型プリンターでプリントできます。昇華型プリンターは銀塩プリントより機械が小型で済み、薬品や廃液の処理が不要なことから導入する店舗も増えています。

インクジェット

家庭用プリンターでおなじみのプリント方式です。紙の上にインクを吹き付け、水分を蒸発させて固定するタイプで、色あざやかな仕上がりが特長。家庭用だけでなく、写真店にもあります。

ページプリンター

ページプリンターは、印刷をページ単位でおこなうプリンターです。多くはレーザー方式が使われており、紙に粉状の色素(トナー)を静電気で定着させます。色がにじまず、耐久性にすぐれているのが特長。「印刷仕上げ」のフォトブックは、この方式で作られています。

インスタント写真

「チェキ」のようなインスタントカメラはちょっと特殊で、フィルムの内側に入っている色素に光を当てることで化学反応を起こし、発色させています。どちらかというと銀塩写真の仕組みに近いものです。デジタル時代になり、撮った写真をすぐ見られることに目新しさはなくなりましたが、独特の味のある写真が撮れる「チェキ」は日本のみならず海外でも人気を集めています。



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