お食い初め写真の撮り方は?生後100日を自宅でお祝い!

生後100日ごろにお祝いをする「お食い初め」。お宮参りに続く、生後の大きなイベントです。自宅での家族そろってのお祝いでは、記念写真をたくさん撮影しておきたいですね。お食い初めの写真のおしゃれな撮り方や撮影アイデアをご紹介します。

お食い初めの意味とは?

お食い初めとは、「子どもが一生食べるものに困らないように」という願いを込めて、生後100日ごろ(地域によっては110日や120日)に行われる平安時代から伝わる儀式です。「箸初め」「歯固め」「百日(ももか)の祝い」と呼ばれることもあります。

お食い初めでは祝い膳と呼ばれる料理を用意しますが、赤ちゃんはまだ食べられません。料理をつけた祝い箸を赤ちゃんの口元につけて、食べさせる真似をします。

祝い膳を用意して自宅でお祝いする以外には、写真館や写真スタジオで写真を撮ったり、両親を呼んでホテルやレストランで食事会をしたりする人もいます。

シャッターチャンスはいつ?自宅のお食い初めで撮影したい写真

お食い初めのお祝いでは、次のような写真を撮影しておくとよいでしょう。自宅以外にホテルやレストランでお祝いする場合も同様のシーンが撮影できます。

お食い初めの様子がわかるシーン

実際に赤ちゃんに料理を食べさせる真似をするシーンは、お食い初めのお祝いのハイライト。食べさせる真似をする人は「養い親」といわれ、赤ちゃんと同姓の長寿の人がするのが習わしです。食べさせる順番は「ごはん→汁物→ごはん→魚→ごはん→汁物」を3回繰り返すのが正式といわれています。

【撮り方のコツ】

赤ちゃんの表情がよくわかるアップに加えて、家族の様子がわかる引きの写真も撮影するのがおすすめです。

赤ちゃんと家族の集合写真

華やかなお祝い膳を前にした集合写真は、それだけでお食い初めの雰囲気が出ます。家族の集合写真のほか、兄弟がいる場合は兄弟一緒の写真も残しておきたいですね。子どもの服装は通常のベビー服にスタイでOKです。自宅でお祝いする場合、親の服装も普段着で問題ありませんが、祖父母を呼ぶ場合は多少きれいめな服装の方が安心ですよ。服装にもこだわると写真のおしゃれ感がアップします。

【撮り方のコツ】

家族の集合写真にはミニ三脚やカメラのセルフタイマー機能が便利。ハイローチェアやベビーチェアがあれば、抱っこ以外の構図も撮れます。

お食い初めの料理(お祝い膳)の写真

赤ちゃんのために一生懸命用意した料理は、手をつける前にぜひ撮影しておきましょう。食器は漆器が正式ですが、最近はお祝い後にも使える離乳食用の食器を使う人も増えています。料理は一汁三菜が基本で、「鯛など尾頭付きの焼き魚」「煮物」「香の物」「汁物」「赤飯(または白飯)」などが一般的です。丈夫な歯が生えることを願って「歯固めの石」を添えることもあります。

【撮り方のコツ】

料理は斜め上から撮ると器や料理の立体感が出て美味しそうに見えます。お膳なら真上から俯瞰で撮ってもおしゃれですよ。

さまざまな表情、手や足などパーツを撮る

イベント時の写真はどうしても赤ちゃんの笑顔にこだわりがちですが、この時期の赤ちゃんは驚くほど日々成長し、表情がどんどん変わります。手や足などのパーツ写真や泣き顔も素敵な成長記録です。

【撮り方のコツ】

ママやパパと手をつなぐと、赤ちゃんの手の小ささが際立ってかわいい写真に。

お食い初め写真をもっとおしゃれに!かわいい赤ちゃん写真の撮り方

お食い初め写真で赤ちゃんをさらにかわいらしく見せる撮り方のコツやアイデアをご紹介します。

昼間の自然光で撮る

お食い初めのお祝いは室内で行うため、どうしても暗くなりがちです。昼間に自然光が入る部屋でお祝いすると撮影しやすいですよ。ブレも防ぎやすく、ふんわりおしゃれな雰囲気の写真が撮れます。光が強すぎるときはレースカーテンを閉めることでやわらかな印象に調整できます。暗いときはカメラの「露出補正*」をプラスに調整すると明るく仕上がりますよ。

*露出補正…カメラに取り込む光の量(露出)を調整し、ちょうどよい明るさに調整する機能。

背景をぼかして撮る

自宅の背景が細部まで写り込みすぎるとごちゃごちゃとした印象になってしまいます。ズームレンズの「望遠」を使って、赤ちゃんやお膳をアップで撮影すると背景に目が行きづらくなります。また、「F値(絞り値)*」を小さくしたりして背景を多少ぼかすと、主役の赤ちゃんの表情が引き立ち、おしゃれに仕上がりますよ。

*F値(絞り値)…カメラに入る光の量を調整する「絞り」の「穴の大きさ」のこと。ピントやボケ具合を調整できる。

おもちゃで気を引く

3か月ごろからだんだん目が見えるようになってきて、表情も豊かになり、よく笑うようになってきます。撮影のときは鮮やかな色のおもちゃや音の鳴るおもちゃであやしたり、気を引いてカメラ目線を狙ったりするとよいでしょう。

壁飾りを用意する

バルーンやガーランドで、壁をおしゃれに飾り付けする人も増えています。飾りの前で撮影すればお祝いらしい雰囲気に。

赤ちゃんで「100」の文字を作る

お食い初めは生後100日ごろに祝うので、タオルやオムツなどの小物で「0」の数字を2つ作り、赤ちゃんの体を1に見立てて「100」を形作ったアート風写真を撮るのも人気です。



成長の節目の行事であるお食い初め。生まれてから100日までの間は成長が著しく、赤ちゃんのすべての表情や動作が新鮮で写真の枚数が増える時期。写真は増えすぎると整理が大変なので、記憶が鮮明なうちに一度アルバムにまとめてみてはいかがでしょうか。フォトブックなら同じものを何冊でもつくれるので、お食い初めのお祝いをしてくれた祖父母へのプレゼントにもぴったりです。

子どもの成長記録のアルバムは、親にとって宝物になるのはもちろん、子どもにとっても親の愛情を実感できる最高のプレゼントになります。

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