エコー写真が消える前に! 正しい保管・保存の仕方とは
赤ちゃんの初めての記念写真ともいえるエコー写真(超音波写真)。赤ちゃんがおなかの中にいたときの姿を残せる唯一の写真でもありますが、注意して保管しないと見られなくなってしまいます。
エコー写真(超音波写真)とは? 2D・3D・4Dの違い
エコー写真(超音波写真)は、妊婦健診の超音波検査でもらえる子宮と赤ちゃんの断面図。超音波(人には聞こえない高音)がやまびこのように跳ね返る性質を利用して、得られた情報を画像化したものです。
一般的には2D(平面の断面図)ですが、最近は目鼻立ちもしっかりわかる3D(立体静止画)のエコー写真や赤ちゃんが動く様子を見られる4D(立体動画)をDVDでもらえる病院もあります。
エコー写真の見方、ACやBPDの数字の意味は?
エコー写真を見ると、おなかの中にいる赤ちゃんの成長の様子がわかり、ある程度大きくなると性別を知ることもできます。また、エコー写真には赤ちゃんのサイズを表す文字がいろいろと書かれていますが、おもなアルファベットの意味は以下のとおりです。
- BPD……児頭大横径(頭の横幅)
- AC……腹部周囲長(おなかまわりの長さ)
- APTD……腹部前後径(おなかの前後の厚み)
- TTD……腹部横径(おなかの横幅)
- FL……大腿骨長(太ももの骨の長さ)
エコー写真はどのくらいの期間で消える?
エコー写真はレシートにもよく使われる「感熱紙」という紙に印刷されます。感熱紙は光に弱く、時間が経つと薄くなり、場合によっては消えてしまいます。昔のレシートが色あせているのを見たことはありませんか。同じことが赤ちゃんのエコー写真にも起こります。
感熱紙は熱にも弱く、ドライヤーの風をあてたり、夏の暑い車内に置いておいたりすると黒くなってしまうことがあります。そのため、赤ちゃんのエコー写真も保管状態が悪ければ、数年で消えてしまう可能性もゼロではありません。
エコー写真の保管・保存方法はどうする?
我が子のエコー写真は不思議なくらいかわいく見えるママも多いのではないでしょうか。せっかくのエコー写真をずっと残しておくには次のような方法があります。
スマホやデジタルカメラで撮影
シンプルですが、簡単にデータ化できます。デジカメの場合、接写モードで撮影すると文字もきれいに見えます。
コピーやスキャン
コンビニのコピー機や自宅のプリンタを使って、コピーやスキャンをしてデータ化する方法もあります。ただし、コピー機やプリンタの設定によっては感熱紙が真っ黒になってしまう場合があるので、事前に不要なレシートなどで確かめてから行うとよいでしょう。
成長記録はエコー写真から!アルバムやフォトブックに残そう
エコー写真はママにとって大切な思い出。データ化したエコー写真は、アルバムやフォトブックでかたちに残しておきたいですね。
エコー写真を見返すと、検診で元気に育っている姿を見てほっとしたことや、エコー写真を見ながら「パパ似? ママ似?」なんてパパと盛り上がったことなど、妊娠中のいろいろなできごとを思い出すママも多いようです。生まれてからエコー写真と実際の赤ちゃんの顔を見比べるのも楽しいですね。
赤ちゃんの成長はおなかの中からはじまっているので、エコー写真は成長記録のフォトブックの1枚目にもぴったり。ママのマタニティフォトと一緒にまとめてもすてきです。